インフルエンザ
インフルエンザ,タミフル感染してからも焦らずに治療を

タミフル

インフルエンザ治療薬“タミフル”・処方する人の制限とは

インフルエンザ

タミフル感染力の高いウイルスの治療として、薬が処方されます。昔はシンメトレルという薬が治療に使われていましたがA型にしか効果がなく、多くのインフルエンザに薬への耐性ができてしまいました。そんなシンメトレルの問題点をふまえて、新たな薬としてタミフルとリレンザが開発されました。

子供に原因不明の異常行動が見られることや薬への耐性を持つ新型のインフルエンザが発生したことが問題視されています。しかし、決して使えなくなってしまったわけではないのでこれからも処方されることと思います。

タミフルの強い抵抗力、速効性に定評のある薬

子供の診断インフルエンザウイルスは感染してから2~3日で体内増殖します。この増殖する際に薬を投与することで、増殖するため細胞から移り渡るのを阻止し、そのまま消滅させていくことができます。
タミフルはこの効果を存分に発揮することができ、初期症状時に投与することで発症期間を大幅に減らすことができます。高熱は38度以上の高熱も、翌日には微熱程度にまで下げることが可能で、だるい全身の倦怠感もすぐに軽減されていきます。

ウイルスの増殖を阻止するのが目的に開発された薬なので、「48時間以内」という早目の投与が望まれており、増殖のピークを過ぎると薬の効き目が薄くなるので気をつけておきましょう。

子供向けのタミフルドライシロップ、飲みやすさを考えて

効果が強い薬というのは、身体にも強く反応してしまうので子供に服用させるのは禁止されている物が多いです。この薬もその一つなのですが、小児用として「タミフルドライシロップ」が開発されました。
薬の強さを少し薄めて、子供でも飲みやすいように工夫がされています。シロップと聞くと甘いお菓子のようなものを想像するかもしれませんが、実際は粉末状の薬で何かに溶かして飲みこむ服用方法です。

薬独特の苦味を感じさせないように、一応味付けがされていますが焼け石に水程度です。幸い甘いものにも溶かす使用方法もある程度認められているので、チョコアイスに混ぜたりコーヒー牛乳に溶かして飲ませるとすんなり飲んでくれるという言葉もあります。

子供がインフルエンザに感染した場合に気をつけたいのが“インフルエンザ脳症”という合併症ですが、もう一つ注意しておきたいのが薬服用後の異常行動です。

子供を襲う謎の症状、薬と病のどちらが悪いのか

2005年タミフルを投与した子供が突如異常な行動を起こす事態が発生しました。以降も薬を処方した患者が、普通では考えられないような行動を起こす報告例が多発し、どれもタミフルを使用した子供に見られていたので薬の使用が躊躇われるようになりました。
100%この異常行動が現れるわけではないのですが、インフルエンザの治療にはタミフルが主流となっていたので治療に問題が発生することとなりました。
投与した子供に異変が起きるかもしれないので、症状が治まるまで2日間は目を離さないように保護者へ注意が呼びかけられました。

インフルエンザが原因なのか、考えられる要因

患者の主な異変は幻視や幻聴があり、うわごとや突然笑い出すことがあります。突然走り出したり、高所から飛び降りようとする危険な行動も多々報告されています。

人が病で高温の発熱状態になると、脳が正常に働かない時があります。これを「熱性せんもう症」と呼び、インフルエンザは38度以上の高熱状態が続くおかげでこの症状を併発するのではないかと言われています。
通常であれば、ウイルス感染中は全身が気だるい感じが抜けないので、高熱が出て幻覚を見ても動き回らずに小さく抵抗する程度なのですが、タミフルが病を治療すると身体も自由に動かせるようになってしまうので、幻覚に合わせた行動をとってしまうのではないかという見解が出ています。

現在は成人以外の子供にはタミフルが処方されず、タミフルドライシロップやリレンザを使うように医師達は制限しています。世界的流行の危機を起こしかけた新型インフルエンザはタミフルが効かないという事態に陥り、これからウイルスの発生によってはタミフルがどんどん下火になっていくかもしれません。

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  • 【ウイルス発生の原因・病を見極める】症状の特徴・見分け方・感染力の違い
  • 【正しい知識でしっかりとした対策を】発症を防ぐための予防方法・ワクチンなどの予防接種について
  • 【感染してからも焦らずに治療を】感染後の治療方法や使用する薬の効き目などについて
  • 【周囲の人・自分が感染したら】身の回りで感染拡大を防止するための対処方法について
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