インフルエンザ
インフルエンザ,インフルエンザ脳症ウイルス発生の原因・病を見極める

合併症

インフルエンザ脳症の恐ろしさ・子供への危険性

インフルエンザ

CTスキャンこの病では様々な合併症を併発することがあるのですが、中でも一番気をつけなければならないのが「インフルエンザ脳症」です。
この合併症は1~4歳の子供が発症するもので、生命維持に問題が生じる確率が高く、治療後も後遺症が残ってしまうことがある大変危険な病です。

現在のところ何故この病を併発してしまうのかという原因も、すぐに治すことができる治療方法もないため、病を発症しないように予防対策をしっかりとしておきましょう。

ウイルスからの派生、病に気を抜いてはいけない

子供子供は感染する病に対しての免疫による抵抗力が小さい状態なので、インフルエンザ自体が一つの脅威となるわけですが、さらにそこからインフルエンザ脳症へと変貌してしまう危険性があります。

何故インフルエンザから突然この合併症へと変わってしまうのかという詳しいことは、残念ながらまだ解明されてはいません。
現在の所判明しているのは「強い解熱剤の副作用である可能性が高い」「インフルエンザA香港型から合併症を発症した人数が多い」ということです。この2点を注意しておけば合併症を引き起こす確率も低くなるかもしれませんので、使用する解熱剤と感染したインフルエンザについてよく調べておきましょう。

インフルエンザ脳症と気付くには、見逃せない病のサイン

この病は日本で毎年100~300人発症していると言われ、完全回復する人は半分を超えていません。病自体の力は凶悪なもので、危険性が高いということが理解できたかと思います。
名前で勘違いする人がいるようですが、「インフルエンザウイルスが脳へと進入し様々な症状を誘発する」わけではなく、「体内で増えたウイルスに免疫が過剰反応し脳に異常が現れ、意識障害などの症状が発生する」ということが分かっています。
通常のインフルエンザと違い、どこかおかしいと気付くことができる症例は「高熱による幻視・幻聴」「意識障害を起こす」「けいれんを伴う」というようなものがあり、これらは幼児がインフルエンザに感染した場合にも見られる症状なので素人判断では区別することは難しいかと思います。
治療後も麻痺などの後遺症が残ってしまう確率も15%と高い数値を出しており、病が治まっても油断はできません。

病による脳の異常は長引くと後遺症を引き起こすことも考えられるので、異常だと思えるおかしな症状が長引いている場合はすぐに病院へ行き、医師に専門的な診断してもらうのが得策でしょう。

インフルエンザ脳症に対抗するために、治療・予防方法

この病には時間をかけた治療が行なわれます。患者の容態に合わせて血管から直接栄養を注入し続けるのが主な治療方法です。これによって足りていない栄養素を補充したり、成分が偏っているのを修正します。さらに、脳圧が高ければ下げるための減圧剤を投与することや、けいれんが激しい場合にはけいれん止め薬を使用する時もあります。
現在インフルエンザ脳症にはこの治療方法以外に有効な手は無く、今でも様々な治療が試されていますが「必ず効く」という決定打になっているものはありません。今でも多くの患者から有効性のある治療方法の開発が望まれています。

合併症を避けるには、万全の体制を整える

この病を発症させないためには、まずインフルエンザそのものに注意を向けることが大事です。そもそもインフルエンザから合併症へと変わってしまうわけですから、ウイルスそのものに感染していなければこの合併症を引き起こすことはありません。当たり前のことを言っているようですが、ワクチンによる予防接種は免疫力の少ない子供の病への補助として大きく効果を発揮してくれて、大人と同様にインフルエンザに感染することを事前に阻止することができます。
そして体の免疫力を高めておくために、病に負けない体作りとなるように日頃から健康に過ごすことが大事です。

「インフルエンザかと思ったらすぐに医者に行く」「予防対策をしっかりしておく」というそもそもの基本を守っていれば大きな病へと繋がることはないので、たかが基本されど基本という精神で子供達を病の手から守っていきましょう。

【インフルエンザのしおり】コンテンツ分類
  • 【ウイルス発生の原因・病を見極める】症状の特徴・見分け方・感染力の違い
  • 【正しい知識でしっかりとした対策を】発症を防ぐための予防方法・ワクチンなどの予防接種について
  • 【感染してからも焦らずに治療を】感染後の治療方法や使用する薬の効き目などについて
  • 【周囲の人・自分が感染したら】身の回りで感染拡大を防止するための対処方法について
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